ゲリラ豪雨が発生したら命を守るために取るべき行動
地下や半地下には絶対に留まらない
外出中にゲリラ豪雨へ遭遇したら、まず最優先で行ってほしいことがあります。
それは地下街・地下駐車場・半地下施設からすぐに離れることです。
僕は約30年くらい前に、繁華街が沈むような大雨を目の当たりにしています。
地下にも飲食店が立ち並ぶアーケードの繁華街でした。
もの凄い音と共に、地下の飲食店に雨水が流れ込む様子は今でも覚えています。
地下空間には、地上に降った大量の雨水が一気に流れ込みます。
最初は足首ほどだった水位が、わずか数分で腰の高さまで達することもあります。
さらに、水圧によってドアが開かなくなったり、階段が滝のようになって避難できなくなったりする危険もあります。
「もう少し様子を見よう。」
その判断が命取りになることもあります。
雨が急激に強くなったと感じたら、迷わず高い場所へ避難してください。

冠水した道路を車で走らない
「車なら雨に濡れないから安全。」
実は、この考えも非常に危険です。
道路が冠水している場合、見た目では水深が分かりません。
少しの水たまりに見えても、実際にはタイヤが完全に沈むほど深いことがあります。
車はマフラーが水に浸かるとエンジンが停止する可能性があります。
さらに、水位がドアの半分ほどまで上がると、水圧でドアが開かなくなることもあります。
ニュースで、水没した車から救助される映像を見たことがある方も多いでしょう。
あれは決して特別な出来事ではありません。
誰にでも起こり得る現実です。
特にアンダーパス(周囲より低い道路)は非常に危険です。
短時間で深い池のようになり、車ごと水没する事故も発生しています。
冠水した道路を見つけたら、絶対に進入しないでください。
避難は「早すぎるかな?」くらいでちょうどいい
災害時に最も危険なのは、「まだ大丈夫だろう」という思い込みです。
実際、避難が遅れたことで被害に遭うケースは少なくありません。
避難勧告や警戒レベル4が発表されたら、迷わず避難を始めましょう。
夜間や大雨の中で避難する方が危険な場合もあります。
そのため、昼間の明るいうちに行動することが重要です。
「空振りだったね。」
そう笑って帰ってこられるなら、それが一番です。
避難は失敗ではありません。
命を守るための行動です。
まとめ|後悔してからでは遅い
最後に、今回お伝えしたポイントを振り返ります。
- ゲリラ豪雨は昔の夕立とは別物で、誰にでも起こり得る災害
- 川が近くになくても都市型水害(内水氾濫)は発生する
- ハザードマップだけではなく、自分の目で地域を確認する
- 火災保険の水災補償を必ず確認する
- 家族で避難ルールを決めておく
- 防災グッズは複数の場所へ分散して備える
- 地下施設や冠水道路には近づかない
- 危険を感じたら早めに避難する
最後に、どうしても伝えたいこと
僕は2022年の集中豪雨で、大切なマイホームを失いました。
家族との思い出がたくさん詰まった家でした。
「もう少し備えていれば…。」
「保険を確認していれば…。」
「もっと真剣に災害を考えていれば…。」
今でも、そんな後悔をすることがあります。
自然災害そのものを止めることはできません。
しかし、被害を小さくすることはできます。
そのために必要なのは、高価な防災グッズではありません。
まずは「知ること」と「行動すること」です。
この記事をここまで読んでくださったあなたには、僕と同じ後悔をしてほしくありません。
明日の豪雨は、防げないかもしれません。
でも、その被害は今日の備えで変えられます。
まずは今夜、火災保険の契約内容を確認してください。
そして、お住まいの地域のハザードマップを開き、家族と避難場所について話し合ってみてください。
その30分が、あなたや大切な家族の命、そして財産を守るきっかけになるかもしれません。
僕は、この経験をしたからこそ、防災の大切さを伝え続けたいと思っています。
この記事が、一人でも多くの方の「備えるきっかけ」になれば、本当にうれしいです。